中国の携帯電話番号が、毎月約800円で維持できる中国聯通香港の新プラン(ポストペイド)

プリペイドではなくポストペイドなので香港居住者向け。現在オンライン受付だけなので、残念ながら非居住者は契約できない模様(契約書に要香港ID)(店舗で受け付けがあればデポジットHK$1000とパスポート、クレジットカードで非居住者も契約可能なのですが)。

中国聯通香港(China Unicom HK)の香港内プランが内容をリニューアルし、プロモーション割引を開始。中国の携帯電話番号も付与してHK$59/月、約840円で維持できます。

新しくなった「4G Advance Local Monthly Plan」はHK$178/月(約2530円)からの香港プラン。香港通話1600分+香港データ1GB+中国データ50MB。超過分は香港がHK$30/500MB(約430円)、中国がHK$50/500MB(約710円)。

これが24か月契約でHK$50/月(約710円)に大幅割引。ライセンスフィーがHK$9/月かかるので、合計の支払額はHK$59/月。さらに中国の携帯電話番号付与(HK$10/月)も24ヶ月無料。香港と中国のデュアルナンバー、かつ中国でデータも使えるSIMが約840円/月で契約できるわけ。

なおこれより上の料金があるものの、一つ上のHK$188/月(ライセンスフィー加算してHK$197/月)で無料データ香港2.5GB+中国80MB。HK$130も違うのに中国利用分は30MBしか増えません。中国利用を考えると上のプランにはいるメリットは無し。170618_sim

中国の携帯電話番号は今は何かと維持したいもので、中国のプリペイドSIMを買えば比較的楽に維持できます。ただし中国内で利用する際にVPNを通さなくてはならないのがやや難点。その点、中国聯通香港のこのプランは香港キャリア扱いのローミングなので、中国で何もせずともSNSの利用が可能です。

もちろん中国のプリペイドSIMのほうが料金は割安。中国移動(大陸)ならたとえばRMB50(約810円)/月で2GBなど。まあ価格で決めるなら中国のプリペイドSIMを買うべきでしょうか。

一方、香港のプリペイドSIMで中国で使っている人は、中国移動香港の「4G/3G China 10-day Data Prepaid SIM Card」がHK$148で1.5GB/10日。追加が1GB/HK$100。有効期限や追加の手間を考えると、中国聯通香港のこのプランはメリット大。しかも中国の携帯番号も使えます。1-2か月おきに中国に行く、なんて人に向いているかも。

香港中国以外は通常ローミングフィーがかかるのでデータの利用は非現実的。あくまでも中国の電話番号を維持して中国でデータ通信もできる、と考えるのがベター。日本でも中国の電話番号でSMSを受けられるので、中国の各種WEBサービスを利用するときのSMS認証も可能(もちろん日本ではデータローミングはOFFに)。

なお香港非居住者がHK$1000(約14200円)のデポジットで契約できるのは以前のエントリに書いた通り、中国聯通香港のMongKok店で確認済み。このプランがオンラインだけではなく店舗で受付されるようなるといいのですけどね。