CSLもデータ定額オプション追加、香港で崩れる「データ上限」プラン(ポストペイド)

香港キャリアはLTE開始後からデータ定額料金を廃止し、上限+追加料金または速度制限プランへ切り替え。追加料金は従量製ではなく、まずは上限に近づくとSMSで通知。それに対してUSSDコードを送り「HK$50/GB」などの追加料金を支払うというもの。

しかし最近になってHutchisonが深夜のみ定額オプション開始、SmarToneはHK$150追加で完全データ定額を復活。そしてCSLもそれに追従。これで大手3社が定額を次々と復活した格好に。
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CSLのデータ定額オプションは、HK$498/月6GB、HK$638/月10GBプランに、毎月HK$150を追加するとデータ定額に(なおCSLは音声は完全定額)。主にストリーミング動画の利用をターゲットにしており、それぞれの無料データ利用分を超えてからは、状況によって速度制限されることも。とはいえFUPとは異なり一時的な制限がある場合あり、というもの。日本の3日でXXGB使うと一時的に落ちる、というパターンにやや似たものか。
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定額後のプランはHK$648/月(約9340円)、HK$788/月(約1万1360円)と、香港では高額の部類。どちらも定額になるなら安い側(6GB)に入れば良さそうですが、恐らく速度制限の頻度やキャップが両者で異なるものと思われます。まあ速度の急激な停止の心配がないのは動画ユーザーにはうれしいところか。

この3社の動きに対抗して、中国移動香港が「完全定額」を出すことを期待したいものの、香港でそんなプランだしたらそれ使って商売する輩が出てくるので難しいか。