香港の無料SIM「i-sim」は7日間使い放題だった

香港のMVNO「i-sim」が今年から提供を開始している無料SIM。香港国際空港でも受け取り可能になったってことでさっそくテスト。簡単にまとめておきます。

特徴
– 有効期限7日で使い切り
– 初期無料利用分50MBまたは50分(1MB=1分)
– i-sim広告内アプリクリックで最大150MBまで無料増加(何度でも)
– アプリからユーザー登録必要
– 接続は3G

http://www.i-sim.com.hk/home/

まずSIMの受け取りはあらかじめi-simのアプリを端末に入れて、そこから申し込みます。受取時間(8:00-24:00、30分きざみで指定)やSIMサイズ(ナノまたはマイクロ/ミニ両用)、パスポート番号などを指定。受け取り場所は香港国際空港の出口A側、レンタカーなどのあるカウンターのA8。

今回は前日の19時に翌日10時でもすぐメールが届いたので自動応答のようです。少し時間に遅れたけど特に問題なし。SIMはその場で渡されるのみ。頼めば設定はいろいろやってくれるでしょう。

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i-simのパッケージとアプリ

利用するためにはSIMをスマートフォンに入れてからユーザー登録が必要です。APNに3gwapまたは3gnet。なおデータ利用分は後から何度でも追加できるのでWi-Fi環境外でやってもOK。スマートフォンの言語を日本語にしていたせいか最初中国語でアプリが立ち上がりましたが、後から設定で英語に変更可能。

マイナビニュースに記事を書いたときはプレスリリースの説明から最大200MB利用可能としたのですが、実際は「初期50MB、100MBまで広告クリックで追加可能、残高ゼロになったらまた広告クリックで150MBまで何度も追加可能」です。つまりデータ利用分が無くなったらアプリ内の広告をクリックしつづければいいのです。ただ残高ゼロになるとデータ通信できませんから、ゼロになっちゃった場合は街中の無料Wi-Fiなど探す必要があります。まあ幸いなことにMTRの駅には無料Wi-Fiがありますし、マクドナルドやスタバ(スタバはレシートにパスワード)など、あるいはショッピングモールへ行けばたいてい無料Wi-Fiが飛んでいます。

広告は1クリック当たり5MB-10MB(通話分だと5分-10分)のようです。

テザリングはOKですが速度は遅め。3G(3HK回線を掴んでいました)ということもありますが、最大連続利用が150MBなのでPCなどを繋いでの作業はちょっと面倒かな。

ちなみに説明書を読むと、SIMを入れたあとに、アプリの設定メニュー内からSIM台紙裏にあるICCID番号を登録して、と書いてあります。この作業を実際にやってみたら「そのICCID番号はもう使ってる」と出てしまいましたが、問題なく利用可能。アプリにも自分で入れていないはずのICCIDがちゃんと表示されました。おそらくですが、アプリを入れて最初に立ち上げたときは、SIMを端末に入れるとSIMからアプリに自動でICCIDが登録されるのかもしれません。なので次回、別のi-simを入手した時は改めてアプリにICCID番号の登録が必要なのかも...まあ、念のためマニュアル通りICCID番号登録をやってみたほうがいいでしょう。

空港では未開封でもらえるので、その場ですぐに開通せずに次回以降用の緊急用として1枚もっているのもいいかもしれませんね。

なおたまたまTsim Sha Tuiを歩いていたら、Park Hotelの横の入り口にもi-simのカウンターがあってSIMを配っていました。いくつかのホテル、中国旅行社、HongHum駅(駅を出たタクシー乗り場側、たまに見かけたことあり)などでも配っているので(その場合は予約不要、1日先着100名らしい)そちらでもらうのもいいでしょう。なおパスポート提示は必要です。

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アプリ内の緑色の丸いアイコンをクリックすると広告表示が表示され無料利用分が追加。アプリから残高は常に確認可能