韓国(ソウル)のセブンイレブンで新たなMVNO(KT is)のプリペイドSIMを購入

韓国のプリペイドSIMと言えば「EG SIM」が有名。韓国内のコンビニ「GS25」の一部店舗でも販売、仁川国際空港のGS25でも購入可能です。さて今回は空港で到着ロビーのGS25を見た後にセブンイレブンに行ったところ、大きく「Prepaid SIM」の看板が出ていました。MVNOの「KT is」のもので、外国人をターゲットにしています。料金、登録方法などはすべて付属のマニュアルに記載。同社のWEBだと情報見つかりません(韓国人向け契約回線情報しか出てない模様)。なお登録方法はEG SIMとほぼ同様です。EG SIM買ったことある人なら簡単でしょう。

150403_krsim1– セブンイレブンにPrepaid SIMの看板発見!

価格は3種類。販売価格の料金がチャージされており、データ、通話とも従量料金。
KRW19900 : データ500MB または通話。残高たぶんKRW10000, SIMはMini/Micro共通
KRW29900 : データ1GB または通話。残高たぶんKRW20000, SIMはMini/Micro共通
KRW34900 : 29900のnano SIM版

残高が「たぶん」なのは、従量料金のデータ料金から算出(SIMには残金説明無し)。音声は19900版が「中国通話151分」、29900版が「同303分」とあるのでそれぞれ残高KRW9100、18200っぽいのだけどまぁ細かい差は不明。従量料金の一部は以下の通り(韓国内はVAT別途10%かな)。

データ : KRW 20/MB
国内通話 : KRW 3.3/分
日本通話 : KRW 165/分 (00345-国番号で発信)

有効期限は15日間で使い捨て。再チャージや期間延長はできません。

APNは alwayson.ktfwing.com これEG SIMと同じ。なおスマートフォンに自動で落ちてきた lte.ktfwing.com でも繋がります。但しLTEには入れずどちらも3Gのみ。W-CDMA 2100MHz端末が利用できます。

150403_krsim3– こちらがパッケージ。残高記載は無く利用できる目安量(データ、通話)のみ書かれている

さて到着ロビーのセブンイレブンで購入しようとしたら「品切れ、地下へ行って」とのこと。地下は空港鉄道の仁川空港駅手前にセブンイレブンがあります。こちらは在庫豊富。mini/microタイプ、nanoと両方販売。購入はクレジットカードもOKです。また登録のことを聞いたら「自分で」とのことで、果たしてどうやるのやら...しかしパッケージ内のマニュアルに日本語もありオンラインで登録可能でした。PCでアクセスしてもスマートフォンサイトが開くので、そのままスマートフォンでやっていいかも。

登録可能な曜日と時間は以下の通り。時間外は翌営業日の朝イチ処理になります。EG SIM同様に人力登録でしょうか。祝日などは無関係で年中無休。
– 月-金 9:00-20:00
– 土・日 10:00-20:00

150403_krsim5– マニュアルには日本語もあり

1. KT isのSIMをスマートフォンに入れる(後からでもよい)
2. 電源投入後、適当にネット接続。仁川空港は無料WiFiあるから困らないでしょう。
3. sim.ktism.com にアクセス。「ktsim」じゃなく「ktism」です。
4. 言語選択が出るので日本語を選ぶ
5. 必要事項記入
– USM番号の最後3番号は、SIM台紙にある最後の4桁の英数字のうち、数字だけ3つ(最後のアルファベットは無視)。049Fなら「049」となる
– 滞在期間は15日後までにしておいたほうがよさそう(SIM有効期限目いっぱいにするため)
– 携帯電話番号は、SIMの入っている透明な袋の背面にテプラ状のもので貼ってある(ここにUSIMの下3桁数字も書いてあるんだけど、ぱっと見て何の数字かわかりにくい)
– パスポート写真も撮影してアップ(あらかじめ撮っておいたほうが楽かな)
6. 全部記入したら「申請する」を押す。申請完了画面に変わる

150403_krsim2– 日本語で登録可能。必要事項はこれだけ。パスポートは写真をアップ

あとは開通まで30分なので、その間に端末の電源をOn/Off、あるいはフライトモードをOff/Onに何度かして待ちます。このあたりもEG SIMと同じ。ちなみに今回は10分以内に開通しました。開通するとKTからSMSが届くのでわかるでしょう。なおSMSはKT isのものじゃなく、MNOのKTの標準メッセージなので、内容は特にプリペイドには無関係。

EG SIMとKT isを比較すると、実は先行するEG SIMのほうが利点は多め。
– コンビニでKRW30000で通話40分+データ1GBのSIM販売。その上のプランもあり (KT isは通話とデータが残金から従量課金で引かれる)
– アプリがあるのでデータ利用量がわかる (KT isはスマートフォンのデータ使用量などから適当に判断する必要あり)
– 有効期限60日で再訪予定ある場合そのまま使える (KT isは前述のように15日で使い切り)

一方KT isの利点は、KRW19800から買えるのでちょい使いには安い(EG SIMはコンビニで最低KRW30000)。

選び方は、短期にリピートするならEG SIM、とりあえず一回ならどちらか、って感じでしょうか。EG SIM何度も買っている人はKT isはぜひ買っておきたいところ(SIMマニアとして、笑)。

なお空港到着ロビーのKTのレンタルカウンターにも「Prepaid SIM」と看板が出ていますが、KTのものなのか同じKT isのものかは不明...人が多すぎて聞けなかった。

150403_krsim4-KTレンタルブースに見えるPrepaid SIMの案内