LeEco、自社オンラインストアでivviのスマホを販売開始

ストリーミング放送サービスだけではなく、スマートTV、STB、スマートフォンなどハード製造販売まで手掛けるLeEco(LeTV、楽視)。CES2016では世界初のSnapdragon820搭載スマートフォン「Le Max Pro」を発表するなど、2015年新規参入メーカーとして今ノリに乗っているメーカー(内情はいろいろあるようですが)。

同社は中国メーカー(正式には本業はストリーミング放送ですが)らしく、自社のオンラインストア「LeMall.com」を展開中。Le MaxやLe 1sなど同社のスマートフォンを販売中。そのLeMallで新たに「ivvi」のスマートフォンの販売を開始

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ivviは元は2014年にCoolpadから生まれた若者向けのファッションスマートフォンを手掛ける新興メーカー。LeTVは2015年6月にivviに投資してCoolpadに次ぐ2位の株主に。自社ブランドスマートフォン「Le」シリーズがスタイル・機能を売りにするのに対し、ivviは若い世代や女性をターゲットにしてLeTVのユーザー層を広げようという戦略のための出資。

LeMallでのスマートフォン販売はLeTVのストリーミング放送の視聴料がセットになっており、ivviのスマートフォンも同様に1年間の有料映画視聴料金が込み。ivviはJD.comなどにも公式ショップを出店しているものの、LeMallで買ったほうが放送料の分お得。

現在LeMallではキャンペーンのようにivvi端末を紹介、トップページからの直接の商品リンクページは無し。これからLeシリーズと並ぶ柱の製品として展開していく予定か。ただLeシリーズが無理に安い価格設定でもあるので、他社品でもあるivviとの価格設定をどう調整していくかが気になるところ。いずれにせよ、LeEcoがスマートフォンラインナップを拡充していく動きは(ストリーミング放送の)LeTV人気と相まって他社にはじわじわと脅威を与えそう。ivviの海外展開もありうるかも。

なお販売が始まったモデルは「ivvi Sk3-01(小骨Pro)」の趙麗穎(Zhao Liying)サイン入り特別モデル。

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