新競争条例により香港のiPhoneが日本よりさらに割安に

12月14日に香港で施行された競争条例。代理店から小売店への販売価格の強制が不可に。つまり価格は店側が自由に設定可能で、メーカーや代理店側が「XXXドルで販売すべし」と価格コントロールすることが今後一切不能。レギュレーションの厳しいAppleもiPhoneの統一価格を販売店に強制することはアウト。

新競争条例の詳細まではまだ見ていないものの(中文抜粋)、ひとまず現状は大手家電量販店とキャリアが揃ってハイエンド端末を相次いで値下げ。iPhoneはさすがに売れ筋だから下げないと思いきや、ここで下げて売りまくろうと結局各店が値引き販売を実施。

これによりAppleストアで買うよりも、街中の正規代理店(大手家電量販店とキャリア)のほうが価格が安いという状況に。なお香港はキャリアで売っている端末もフツーにSIMフリー。契約不要で端末だけ買えます。なぜならキャリアが売っているのは「ただのSIMフリー端末」。日本のようにキャリア品という概念は無し。

iPhoneの価格は円高もあり日本との価格差は少なかったものが、これによって香港の価格は1万円以上安いことに。なお先達廣場などへ行って出所がわからなものを買わずとも、家電店やキャリアに行けばこの価格で購入可能(しかも正規品だから保証あり)。但し香港はキャリア販売品はキャリアのみで修理受付なので、日本から買う場合は大手家電量販店での購入をお勧め。

香港の大手家電量販店のネタは前にこちらで書いた通り。

さてiPhoneの割引はキャリアのCSLが一番高くHK$500引き。大手家電店はHK$200-300引き、とはいえ追って追従する可能性もあり。ということで日本との価格を比較。

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