CSLのデータ翌月持越しオプション、お得度イマイチ

契約回線向けですが香港CSLが当月の未使用データ利用分を来月に持ち越せる「Piggy Bank Data Carry Forward Service」を開始。日本だと当たり前のサービスでしょうが香港ではようやく開始。これは私のように香港不在が多い人に便利と思いきや、サービス料金がかかるのでお得度はちょい微妙。

利用料金
HK$48/月(基本契約期間が終了するまで)
HK$68/月(単月契約可能、但し30GBまでしか持越しできず)

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例えば自分の基本料金が「SIMのみプラン1GB」なら毎月HK$198/月。これにこの持ち越しサービスを追加すると支払額の合計はHK$246/月、仮に当月データ使わなかったら翌月は最大2GBが利用可能。でも上の2.5GBプランならHK$238/月で済みます。つまりSIMのみで1GB契約している人は、このサービスを追加するくらいなら2.5GBプランにしたほうがお得と言うことに。あるいは当月追加料金買ったけど使わず、それを翌月に持ち越す、くらいしかメリットは無いか。

一方6GBプランの基本料金はHK$298/月で、その上の10GBプランはHK$408/月。つまり6GBプランに入っている人は差額を考えると有用か。あるいは10GBプラン加入の人にはいいのかな。

また端末同時購入プランだと、1GB(HK$298/月)、2.5GB(HK$408/月)、6GB(HK$498/月)、10GB(HK$638/月)なのでHK$48/月払う意味はありそう。まあ実際に多くの人が端末同時購入プランを使っているので、その点では有用さをアピールできるのかも。そもそもCSLでSIMだけ契約する人は少ないだろうし。

* 香港は同じプランでも、SIMだけと端末同時購入で料金が違う(なので端末の割引を受けながらも、基本料金は高くなるので、実際の端末割引額は提示される分より実質悪くなる。さらに下記のオプションサービス強制加入もあるので割引率はもっと下がる)。

香港は端末同時購入プランは別途HK$20-50程度のオプションサービスに入る必要あり。私もHK$38/月のクラウド50GBサービスに入っています。このオプションはいくつか種類があり自由に選べますが、いずれ今回のこの持越しサービスも追加オプションの中に加えられるのではないかと予想。つまり実質的にスマートフォンを買って契約すると、データ持ち越しも自動でつく(つけさせられる)ってことになるのではないかなあと。